最近、終活という言葉をよく耳にするようになりました。そしてそれにまつわるイベントも多く開催され話題になっています。人間は誰しも最後は死を迎えますがその死を肯定的に受け止める考え方です。かつては、生前から死を考えることはタブー視されていたこともありました。
しかし、それが原因でいざ亡くなった際に、親族が慌てて準備するということになりかねませんでした。それが、生前に自分で整理して身内に自分の希望する葬儀のスタイルや遺影の写真などの希望を伝えられればスムーズに進みます。
人生の終わりをより良く締めくくるための準備であり、より良く自分らしく生きていくための活動としてポジティブな考え方として最近では定着してきました。残された大切な家族のためにも、そして何よりも自分のためにも意味のある活動です。
中でもなくなってから大変なことの一つに挙げられるのが遺品の片付けです。それが最近では、生前整理を業者に頼む人も増えているようです。自分が死んだ後にのこされた家族に遺品の整理という多大な負担を少しでもかけないようにする配慮です。
終活は自分のためでもありますが、いつ、どこで自分の身に何があるかはわかりません。その時に、大切な家族への愛情と、感謝の気持ちです。また最近では、エンディングノートという言葉もよく耳にするでしょう。住所録や連絡先などの情報を1箇所にまとめたノートがあると日常生活でも便利ですし、いざ亡くなった時にも誰に連絡してほしいかなどを身内にわかってもらえます。残された家族に想いを伝えるためのノートとしてもとても価値があります。