最近では、終焉に関する準備をすることで現在の生き方をより良いものにする「終活」が注目を集めています。これを行う場合は、延命治療や葬儀、墓所、相続などに関して、本人が生前に自分の意思を残しておくことになりますが、これによって本人が安心して人生の終末期を過ごせるだけでなく、その家族の負担も減らすことができます。
ただ、これを行う際には、自分が特にどのような分野で意思を伝えていきたいのかということがはっきりしていない場合や、これをどのような形で残したら効果的なのかが分からないという場合もあるはずです。そして、そんな場合に気軽に相談できるのが終活カウンセラーです。
これは終活カウンセラー協会が認定する資格で、この活動に対する幅広い知識を持ち、それぞれの悩みや希望に応じた適切な助言ができることが資格取得の条件になっています。この資格を持っている人に相談すれば、自分がその終焉においてどんな準備をすれば良いかということが分からないのでアドバイスがほしい場合でも、自分の葬儀や霊園などに関する希望をみたすための具体的な方法が知りたい場合でも、参考になる答えがもらえるはずです。
そして、実際にこの種の活動を始めた後でも、疑問や不安があった場合にはそれに対応してくれるはずなので、安心して活動に取り組むことができるようになるでしょう。なお、この資格は葬儀社や石材店など、葬儀や墓地に関係する仕事を行っているところで取得している人が多いので、その点でも相談しやすいと言えるでしょう。
ただ、ここで大切なことは、この活動はそれぞれの意思を尊重するべきものなので、他の人達のやり方を安易に真似たり、逆に他人とは違うことをしたいという思いだけで、極端なプランを立てたりするのは控えた方が良いということです。
この活動では、自分の終末期や死後のことを冷静に良く考えた上で、納得できるような内容のものを目指すことが大切です。また、その場合は自分のことだけでなく、後に残る家族のことも考慮して、できるだけ彼らの負担を軽減し、彼らも納得できるような活動を行うようにすることが望ましいと言えます。
そして、そんな場合にもカウンセラーに相談すれば、参考になる意見を聞かせてくれることでしょう。
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